「Deo gratias」
「Requiem ― Introitus」
今日の音楽は、デュファイとジョスカン・デ・プレの間の世代で最も重要な作曲家と看做されている、
フランドル楽派初期の指導的な作曲家、ヨハネス・オケゲム
(Johannes Ockeghem/1410年から1425年ベルギーのサン=ギランー1497年2月6日フランスのトゥール)
オケゲムの死者のためのミサ曲は、
現存する最古のポリフォニックなレクイエム(より古い可能性があるデュファイによる曲は失われています)。
生涯については不明な点が多く、大半の作品の作曲の背景、年代なども数曲を除いてよくわかっていないが、
オケゲムの名前の最初の記録は、アントウェルペンのノートルダム寺院に残されている(1443年~1444年採用)。
1446年から1448年には、フランスのブルボン公シャルル1世にムーランで仕える。
1452年ごろパリに移り、フランス宮廷楽長ならびにトゥールのサン・マルタン寺院の出納方に就任。
フランス宮廷で仕官し、ノートルダム寺院や聖ブノワ寺院にも職務を得ている。
ルイ11世が1483年に没して以降は、オケゲムの所在は不明になるが、
トゥールで遺言を残していることからすると、その地で没したとみられる。
生前から「我等の良き父」と人々の尊敬と信頼を勝ち得ていたその死は多くの人々を悲しませせ、
ジョスカン・デ・プレなど当時の多くの著名な作曲家たちが、哀悼歌をオケゲムにささげている。
それでは、「Deo gratias」。
演奏は、Paul Van Nevel。
http://www.youtube.com/watch?v=NT_fk6L0ULg
続いて、「Requiem ― Introitus」。
先の説明にもあったように、現存する最古のポリフォニックなレクイエム。
演奏は、Ensemble Organum directed by Marcel Pérès。
http://www.youtube.com/watch?v=rpEZlhf_ETw |