パレストリーナ

2013.4.17

「Jesu, rex admirabilis 」
「Missa Brevis - Kyrie」

今日の音楽は、「教会音楽の父」ともいわれ、カトリックの宗教曲を多く残したイタリア・ルネサンス後期の音楽家、
ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ
(Giovanni Pierluigi da Palestrina/1525年?ローマ近郊のパレストリーナ-1594年2月2日)。
(パレストリーナという名前は生地。ジョヴァンニが名、ピエルルイージが姓。)

1544年、パレストリーナの教会でオルガン奏者となる。
教皇ユリウス3世に求められ、1551年、教皇庁のジュリア礼拝堂の楽長、
1555年にシスティーナ礼拝堂の聖歌隊歌手に任命される。
対抗改革(反宗教改革)の時期のために、厳格な教皇パウルス4世によって、
既婚者であったという教義上の理由により他の同様の音楽家とともに解雇された後、
サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂の楽長などを経て 、
パウルス4世の没後、1571年再びジュリア礼拝堂の楽長に召還される。

順次進行を主体とした簡素・平穏・緻密な合唱様式はパレストリーナ様式と称され、
その様式は18世紀のフックスの教本以来厳格対位法の模範であるとされている。
少なくとも100以上のミサ曲、250以上のモテトを初めとする数多くの教会音楽を作曲。
中でも「教皇マルチェルスのミサ曲」は代表作とされている。

それでは、「Jesu, rex admirabilis 」(Spiritual madrigal for 3 voices)
演奏は、The Monteverdi Choir,John Eliot Gardiner。

http://www.youtube.com/watch?v=BXQuOQccCWA

続いて、「Missa Brevis - Kyrie」
演奏は、The Tallis Scholars(Directed By Peter Phillips)。

http://www.youtube.com/watch?v=WV07LIX2WSA&list=PL9AFA997EFA7669DF