アロンソ・ムダーラ

2013.4.10

「アレクサンドルのパヴァーヌ(PAVANA DE ALEXANDRE)」
「Si viesse e me levasse」

今日の音楽は、ギター曲を最初に出版した人物としても記録に残っている、
スペイン・ルネサンス音楽の作曲家、アロンソ・ムダーラ(Alonso Mudarra, 1510年頃 - 1580.4.1)。

ビウエラのための楽曲で知られるが、世俗歌曲の作曲家でもある。
カール5世の随行員としてインファンタード侯イーニゴ・ロペス・デ・メンドーサの一行に加わり、1529年にイタリアへ。
スペインに戻って司祭へ叙階され、1546年にセビリャ大聖堂で聖職者として地位を得る、生涯を送る。
ビウエラや4コースギターのために数多くの作品を作曲。
当時は比較的に新しい楽器だったギター曲集の出版譜の嚆矢でもあった
『ビウエラ用に記譜された3冊の曲集 Tres libros de musica en cifras para vihuela』を刊行(1546年12月7日)。
また、いくつかの速度記号(遅く、中庸に、速く)を初めて使い分けた作曲家でもあったとのこと。

それでは、「アレクサンドルのパヴァーヌ(PAVANA DE ALEXANDRE)」。
演奏は、José Miguel Moreno (Vihuela)。

http://www.youtube.com/watch?v=Tbs23JxAIxU

続いて、「Si viesse e me levasse」。
演奏は、Private Musicke Ensemble (Soprano: Raquel Andueza)、Hopkinson Smith&Montserrat Figueras。

http://www.youtube.com/watch?v=8QWeuY1PpZo