ピエトロ・アントニオ・ロカテッリ

2013.3.10

「合奏協奏曲第2番ハ短調」
「ヴァイオリンソナタ室内ソナタ第12番ニ短調」
「合奏協奏曲 第11番ハ短調」

今日の音楽は、イタリア後期バロック音楽のヴァイオリニスト・作曲家、
ピエトロ・アントニオ・ロカテッリ(Pietro Antonio Locatelli/ 1695.9.3 ベルガモ- 1764.3.30アムステルダム)。

ローマで学んだ後、1729年にアムステルダムで活動した。
ロカテッリの作品は主にヴァイオリンのために作曲されている。
ヴァイオリン・ソナタやトリオ・ソナタ、合奏協奏曲のほか、《フルート・ソナタ集》作品2を残した。
初期作品はコレッリの影響が強く、後期の作品はヴィヴァルディに近い。
ロカテッリの名は、パトリック・オブライエンの最初の小説
『マスター・アンド・コマンダーMaster and Commander 』に登場する、
架空の「ハ長調の弦楽四重奏曲」によっても知られているそうだ。
最も重要な出版作品は、《ヴァイオリンの技芸Arte del violino 》作品3と、12のヴァイオリン協奏曲。
ロカテッリのコンチェルトは、長大なカデンツァの役割を負った、
技巧的要求の高いカプリッチョ楽章が挿入されている。
しかし現在この楽章は、コンチェルトから切り離して、それだけを演奏するのが通例となっているようだ。

それでは、「合奏協奏曲第2番ハ短調
(Concerto grosso in c-minor, Op. 1 No. 2)/Adagio-Allegro-Largo-Allegro-Allegro」。
演奏は、 Europa Galante。
Fabio Biondi指揮、Fabio Biondi & Fabrizio Cipriani, (solo violins),
Francesco Lattuada(solo viola), Maurizio Naddeo(solo cello)。

http://www.youtube.com/watch?v=ZzRJjDLf2UQ&list=PL2E3E3E0DE193E311

続いて、「ヴァイオリンソナタ室内ソナタ第12番ニ短調
(Violin Sonata da camera No.12 in D minor, Op.6)」。
演奏はEuropa Galante、指揮はFabio Biondi。

http://www.youtube.com/watch?v=RRFV1VHGlGQ&list=PL2E3E3E0DE193E311

そして、「合奏協奏曲 第11番ハ短調(Concerto Grosso No. 11 in C minor)」。
演奏は、 Freiburger Barockorchester、指揮は、Gottfried von der Goltz。

http://www.youtube.com/watch?v=ASmFuArTRV0&list=PL2E3E3E0DE193E311