ルイ=ニコラ・クレランボー

2013.2.25

「第2旋法による組曲 II.」
「DIALOGUE」
「ポリュペーモス/カンタータとシンフォニア」

今日の音楽は、フランス盛期バロック音楽の作曲家・オルガニストで、
フランス語カンタータの作曲家として名を残している、
ルイ=ニコラ・クレランボー(Louis-Nicolas  /1676.12.19 パリ - 1749.10.26 パリ)。

幼いうちからヴァイオリンとクラヴサンを学び、アンドレ・レゾンにオルガンを師事。また作曲と声楽も学ぶ。
グラン=ゾギュスタン教会のオルガニストを務めるとともに、マントノン夫人に仕える。ルイ14世が崩御し、
ギヨーム=ガブリエル・ニヴェールが死去したのに伴い、
ニヴェールの後任オルガニストとしてサン=シュルピス教会に勤めるかたわら、
サン=シールの王室において、貧しい貴族の女子教育のために教師を務め、
音楽とオルガンを教えたり、合唱と聖歌の指揮を執ったりした。
マントノン夫人の没後もこの職務を続け、任期中に「フランス語カンタータ」というジャンルを発案し、
この分野で並び立つ者のない巨匠となった。
1719年より恩師アンドレ・レゾンの後任オルガニストとしてグラン=ジャコバン教会に奉職。

それでは、クレランボーの「第2旋法による組曲 II.(Suite de 2eme ton -II. Duo)」
演奏は、Tibor Pinter(organ)。

http://www.youtube.com/watch?v=r-5NmzFSUsg

続いて、「DIALOGUE」
演奏は、XAVER VARNUS 。

http://www.youtube.com/watch?v=csRgLe9WIEU

そして、「ポリュペーモス/カンタータとシンフォニア(polipheme/cantate française à voix seulle et simphonie )」。
“Poliphème”というのはギリシア神話に登場する「ポリュペーモス」のことらしい。
演奏は、Andrea Riderelli(指揮)、ensemble aliusmodum、Furio Zanasi(baritono)。

http://www.youtube.com/watch?v=DoHOwKsfNY8&list=PL1905844D2DFEBB52