マティアス・ヴェックマン

2013.2.8

「愛らしいまなざし(Die Lieblichen Blicke)」
「ロ短調組曲(Suite en Si menor)」
「トッカータホ短調(Toccata E Minor)」

今日の音楽は、バロック音楽初期から盛期にかけて活躍した、
北ドイツの音楽家マティアス・ヴェックマン(Matthias Weckmann/ 1616年頃-1674.2.24)を。
ヴェックマンは、オルガンのためのコラール変奏曲やコラール前奏曲のほか、
イタリア音楽やフランス音楽に影響されたチェンバロのための小品を作曲した。

ヴェックマンは、ハインリヒ・シュッツ率いるザクセン宮廷楽団で少年聖歌隊員として音楽教育を受け、
ハンブルクの聖ペーター教会でヤーコプ・プレトリウスにオルガンを師事。
ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンクの門人たちの作曲様式にも影響されているとのこと。
1637年には、シュッツに同行してデンマークを訪れ、その後1642年までザクセン選帝侯の宮廷オルガニストを務めている。
その後、ドレスデンでザクセン選帝侯が催した演奏対決でヨハン・ヤーコプ・フローベルガーと出逢い、
終生にわたって交友関係にあった。
1655年には、ハンブルクの聖ヤーコプ教会専属オルガニストの称号を与えられた。

それでは、ヴェックマンの「愛らしいまなざし(Die Lieblichen Blicke)」を。
チェンバロ演奏は、Monica Weatheimer。

http://www.youtube.com/watch?v=3--Un3jhB1s

続いて、「ロ短調組曲(Suite en Si menor)」
クラヴサンの演奏は、Gustav Leonhardt。

http://www.youtube.com/watch?v=LKahFMLhFyU

そして、「トッカータホ短調(Toccata E Minor)」
Lute-harpsichordの演奏は、Robert Hill。

http://www.youtube.com/watch?v=Wtv8_BBptlE