テレマン

2013.2.4

「ターフェルムジーク 第一部 終曲ホ短調」
「幻想曲第3番」
「リコーダーとフルートのための協奏曲 ホ短調」

今日の音楽は、ドイツ・バロックの作曲家、
ゲオルク・フィリップ・テレマン(Georg Philipp Telemann/1681.3.14-1767.6.25) を。
テレマンは、当時、ドイツ最高の作曲家とみなされ、バッハよりも評価が高かった存在。
約1000曲の管弦楽組曲、膨大なカンタータ、受難曲、オラトリオ、オペラなど、
多作を誇ると同時に、自伝を残すなど機知に富んだ文筆家でもあったという。

3月14日、中部ドイツ、マクデブルクの牧師の子に生まれたが、
4歳で父を亡くし、女手ひとつで育てられほとんど独学で音楽を学び、
12歳でオペラを作曲するほどの早熟ぶりを示したが、将来を案じた家族に音楽を禁じられ、
1701年、ライプツィヒ大学で法律を学ぶ。
しかしひそかに音楽を学び続け、ライプツィヒで、教会音楽、オペラ、演奏活動など、音楽家として華々しく活躍。
05年ゾーラウ(現ポーランドのジャリ)宮廷楽長となる。
1708年、アイゼナハで宮廷楽長となり、当時ワイマール宮廷オルガン奏者だったバッハと親交を結ぶ。
1712年にはフランクフルト跣足(せんそく)教会楽長、さらには音楽監督、1921年にハンブルクで教会音楽監督、
翌22年にはハンブルク・オペラの監督を兼務し、国際的な名声を確立した。

それでは、「ターフェルムジーク 第一部 終曲ホ短調(Tafelmusik 1 part 9, Conclusion in E minor)」を。
ターフェルムジーク(Tafelmusik)とは、
16世紀および17世紀に、公的または私的な祝宴、あるいは戸外のイベントのバックで
演奏されることを目的とする音楽形式のこと。
テレマンの音楽のなかでも最も有名な曲で、J・S・バッハの『ブランデンブルク協奏曲集』と比較される。

http://www.youtube.com/watch?v=KsMO67jKnqo&list=PLAF71830BAF11BEC4&index=9

続いて、「幻想曲第3番(fantasie nr. 3)」。
リコーダー演奏は、フランス・ブリュッヘン(Frans Brüggen/1934.10.30-) (1967)。

http://www.youtube.com/watch?v=vQatlvFvGdM

そして、「リコーダーとフルートのための協奏曲 ホ短調 TWV 52
(Concerto for Recorder (Flute), Viola da gamba in a minor, TWV 52)」。

http://www.youtube.com/watch?v=tbZiVBjQqy0