1972年のロック&ポップスのヒット

2013.1.8

ギルバート・オサリバン(Gilbert O'Sullivan)「アローン・アゲイン(Alone Again (Naturally) )」
ニルソン(Nilsson)「ウィザウト・ユー( Without You)
America(アメリカ)「名前のない馬(A Horse With No Name)」
ドン・マクリーン(Don McLean)「アメリカン・パイ(American Pie)」

今日の音楽は、昨日ご紹介した1972年の日本のヒットチャートでは見えてこなかった、
ロック&ポップスのシーンでの1972年のヒットを。
この年、ぼくはロック&ポップスにびっしりはまっていて、ビルボードなども毎週30位までチェックしていたりもした。
音楽漬けの日々。そんななかから、印象に残っている名曲を。

まず、アイルランド出身(育ったのはイギリス)のシンガーソングライター、
ギルバート・オサリバン(Gilbert O'Sullivan)の「アローン・アゲイン(Alone Again (Naturally) )」。
アメリカビルボードで6週連続1位、年間シングルチャートでは2位となった名曲。
日本でこのギルバート・オサリバンに似ているといえば、来生たかお。声までよく似ていたりする。

http://www.youtube.com/watch?v=guMEmtdeCOY

続いて、ニルソン(Nilsson)の永遠の名曲「ウィザウト・ユー( Without You)。
アルバム『ニルソン・シュミルソン』(1971年)に収録され、
1972年にはシングルとして全米・全英1位の大ヒットを記録。ニルソンを知らない人も、
この曲を聴けばどこかで聴いたことがあるのでは。

http://www.youtube.com/watch?v=DUxOhH8yAio

そして、America(アメリカ)の「名前のない馬(A Horse With No Name)」。
「On the first part of the journey,/I was looking at all the life./
There were plants and birds. and rocks and things,/There was sand and hills and rings. ・・・」と続く。
いつまでも聴いていたくなるストーリーとサウンド。
この曲がヒットしている間、ぼくもずっと名前のない馬に乗って旅している感じになっていた。

http://www.youtube.com/watch?v=zSAJ0l4OBHM

おまけは、ドン・マクリーン(Don McLean)の「アメリカン・パイ(American Pie)」。
「A long, long time ago…/I can still remember/How that music used to make me smile.・・・」
と続く、8分30秒にわたる超大作。歌詞は謎めいている。
バディ・ホリーという50年代に活躍したロックン・ロール歌手が飛行機事故で死んだという新聞記事がでてきたりもする。
あとは夢を韻を踏むようにして詞にしたような感じだが、全体のテーマは音楽。
ちなみに、リフレインされる「This'll be the day that I die」という詞は、
「これが私が死ぬ日」ではなく「私が死ぬなんて考えられない」と言う意味だそうだ。 
ビルボード(Billboard)誌でも、1972年1月15日より4週間ランキング第1位。年間ランキングでも第3位。
この「アメリカン・パイ(American Pie)」は、2000年にマドンナによってカヴァーされている。
主演映画『2番目に幸せなこと』のサウンドトラックにも収録された。

http://www.youtube.com/watch?v=uAsV5-Hv-7U