1970年のヒットから

2012.12.30

ショッキング・ブルー『ヴィーナス』
藤圭子『圭子の夢は夜ひらく』
ビートルズ『レット・イット・ビー』
皆川おさむ『黒ネコのタンゴ』

今日の音楽は、昨日1970年代のロックを紹介していて懐かしくなったので、
1970年のヒットからピックアップしてみたい。

1970年は大阪で日本万国博覧会が開催された年。ぼくは中学一年生。
この頃は、まだCDなどのデジタル機器は存在していなかった。
カセットテープもようやく出ていたけれど、まだ高額なので、
ラジオで聴く音楽というのが、とくに洋楽では中心だったこの時代、
深夜放送の黄金時代がはじまった時代でもあった。

さて、オリコンチャートを調べてみると、
1位は皆川おさむ『黒ネコのタンゴ』、2位はザ・ドリフターズ『ドリフのズンドコ節』、
3位は藤圭子『圭子の夢は夜ひらく』となっていて、
洋楽では9位にショッキング・ブルーの『ヴィーナス』、
20位にジェリー・ウォレスの『男の世界』、
32位にビートルズの『レット・イット・ビー』(ビートルズ『カム・トゥゲザー』も同年の49位)、
33位にサイモン&ガーファンクルの『コンドルは飛んでいく』
(サイモン&ガーファンクル『明日に架ける橋』も同年の42位)が入っている。

今日はこの年のヒット曲のなかから邦楽・洋楽をとりまぜて。
まず、その頃いちばん好きだった(今聴くとそんなでもないのだけれど)
ショッキング・ブルーの『ヴィーナス』(Shocking Blue「VENUS」)を。
しかし、その頃はまだ英語もそんなにわからなかったのもあって、
I'm your Vinusとか歌っていたけれど、あらためて歌詞を見てみると、ベタな歌詞。
「あなたの欲望の炎!」とか。昨日のように、直訳歌詞で歌うと、すごく笑えそうだ。

http://www.youtube.com/watch?v=tzqA9YzYAnk

そして、藤圭子の『圭子の夢は夜ひらく』。
「圭子」とついているのは、「夢は夜ひらく」の元歌を園まりが歌っていたからで、
藤圭子が歌ってから、本家のほうがかすんでしまった。
ここではご紹介しないが、聴いてみるとこれもけっこう艶っぽくでいい。

http://www.youtube.com/watch?v=Hu8ZXvaLoj0

それから、あまりに有名だけれどやはりビートルズの『レット・イット・ビー』。
1970年のヒットだけれど、この1970年4月10日にポールがビートルズ脱退を表明し、
事実上、ビートルズは解散状態になっている。実際に解散したのは、1971年の3月12日。

http://www.youtube.com/watch?v=kEogJacjLTE

おまけで、あまりに懐かしかったので、オリコンチャート1位の皆川おさむ『黒ネコのタンゴ』。
1969年3月のイタリアの童謡コンテスト「第11回ゼッキーノ・ドーロ」で第3位に入賞した曲
「Volevo un gatto nero」が原曲。
皆川おさむ『黒ネコのタンゴ』は、オリコンで14週連続1位を記録。
シングルセールスは公称260万枚。ちなみに、シングルセールスというのは、シングルレコードの意味。

http://www.youtube.com/watch?v=08NxtKecaVg