ジャズが日本にやってきた

2012.12.20

ジャズが日本にやってきた
『ニッポンジャズ水滸伝・天の巻』
二村定一「私の青空」
エノケン「月光価千金」

今日の音楽は、「ジャズが日本にやってきた」。
ちょうど、相倉久人『至高のジャズ全史』(集英社新書669)がでていたので、
ジャズが日本に入ってきた大正から昭和の初め頃のジャズの記録から。

ジャズが日本に入ってきた路は、3つあるらしい。
ひとつが、太平洋航路の客船。乗客の長い旅路をもてらす専属のバンドがアメリカでジャズにふれて持ち帰ったもの。
(チェリーランド・ダンス・オーケストラのリーダーになった井田一郎)。
もうひとつが、同じ太平洋航路でもアメリカに遊びに行った
有閑階級の子弟や遊び人仲間から。
(浅草オペラの二村定一や喜劇王エノケンの榎本健一)。
そして、中国を迂回して上海経由でやってきたジャズ。
(「上海山口」ことドラマー山口豊三郎、トランペットの南里文雄など)。

ということで、今年発売された『ニッポンジャズ水滸伝・天の巻』
(大正時代から昭和初期、ニッポンにおけるジャズ黎明期に群雄割拠した
マイナーレーベル作品群100曲厳選した画期的作品集)から。

http://www.youtube.com/watch?v=WtLiex52dTs

続いて、二村定一の「私の青空」。

http://www.youtube.com/watch?v=xvSsTkQp-PE

そして、やはり外せないエノケンの「月光価千金」。

http://www.youtube.com/watch?v=OFpP9yVjrBs