「祈り」エンヤ「May it Be」ブロッホ「Prayer」

2012.12.17

「祈り」
エンヤ「May it Be-The Serenity Prayer -」
Stjepan Hauser:ブロッホの「Prayer」
池田綾子「祈りの歌」

今日の音楽は、「祈り」をテーマに。
すべての思い、すべての言葉、すべての行いは、その源に帰還する。
良き、悪しきというはからいを越えて。
そして、太陽はすべての人にその光を投げかける。
そしてその光を人はさまざまな窓を通して受け取る。
無関心ということさえも、それはやがてみずからの深みへと到る。
さまざまな窓を通して。

なによりも大切なのは、プロセス。
すべてはそのプロセスをみずからが引き受けることになるからである。
そのためにこそ、「祈り」がある。
自らの思い、言葉、行いを波紋ひとつない湖面の鏡に照らして、
そこになにが映るかを静かに観る。
映せない鏡はすべての光を遮ってしまう賢しら。
そして、「他者」さえもそこでは自らと合わせ鏡の裏側にある「自分」となる。
「祈り」は自らの祈りであると同時に他者としての自らへの祈りなのだから。

そんな平静な「祈り」を思い、エンヤ(Enya)の「May it Be-The Serenity Prayer -」を。

http://www.youtube.com/watch?v=vAIhR11D3yY

そして、以前、2Celloでご紹介したことのあるStjepan Hauserのチェロ演奏で、
ブロッホの「Prayer」を。

http://www.youtube.com/watch?v=l6jvwY2xhas

それから、少しおまけで、最近知った池田綾子の「祈りの歌」(屋久島)を。
池田綾子は1978生まれ、2002年にデビューしたシンガーソングライター。
2006年に屋久島を訪れた際、自然を壊さないコンサートの実施を提唱。
その後、発起人として音楽イベント「やくしま森祭り」を
開催するなどの活動を続けている、らしい。

http://www.youtube.com/watch?v=Crst0LD5CLw